2009年01月22日
トーノZEROアニメ感想ポケットモンスター total 2648 count

単純な悪者退治で終わらない・奥行きのある素晴らしい内容!!

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「鋼鉄島の遺跡!」

あらすじ §

 サトシ達はギンガ団の機械を破壊することに成功します。

 それにより、ゲンのルカリオや他のポケモン達も普通に戻ります。

 ギンガ団は島に爆弾を仕掛けて撤収します。

 サトシ達は穴に落ちたジュン、ロケット団、ヒカリ達を助け出します。

 爆弾の爆発を、ゲンとルカリオは波導の力で包み込み、それを島の上空で爆発させます。

 島に来たカラシナ博士は、この島全体がトバリの隕石と同じ物質でできている隕石の島だと言います。ゲンとルカリオは島の調査に協力することになり、サトシ達はジュンと分かれます。

感想 §

 いや本当に素晴らしい内容です。

 よくある、とりあえず戦って、とりあえず悪い奴を倒せば、それで都合良く全てが決着するような話とはまるで違います。

 結局のところ、今回は実質的なバトルがほとんどありません。

 唯一、バトルらしい展開はギンガ団の機械を破壊する部分で展開されていますが、これも厳密に言えば「機械の破壊」「機械の防衛」という行動がぶつかりあっただけの話で、ポケモンがバトルしているのとは少し違います。

 では緊迫感がないのかといえばそうではなく、機械の攻防、ギンガ団のマーズの撤収、爆弾処理と緊迫シーンが続きます。これは本来あるべき出来事を誠実に描いていると言えます。なぜなら、その場にいる誰もバトルを望んでなどおらず、個々の者達の望みは別にあるからです。

 特に、爆弾のスイッチをちらつかせながら戦いを避けて無事に撤収するマーズの手際の良さ (ヘリに味方が乗り込んでいることもきちんと確認しながら駆け引きをしている)や、多すぎる爆弾の爆発を必死に波導の力で押さえ込むゲンとルカリオの努力は素晴らしい見所です。単に暴力で敵を倒す何倍も素晴らしい描写ですね。実に見事です。

今回の一言 §

 穴の中で追い詰められたロケット団は、本当に善良で「いい感じ」の奴らでした。特に涙を流すコジローの純情な心が泣かせますね。あの心が彼らを救ったとも言えます。

 しかし、それさておき、やはりギンガ団のマーズはいいですね。